中野区の太陽光発電事情

東日本大震災による原子力発電所の被災により、電力需給が逼迫し、計画停電を余儀なくされている東京電力管内ですが、その中でも一番電力消費量が多いのが、いうまでもなく東京23区です。
ただ実際に計画停電が行われたのは、北部の区に限られ、殆どの区には実施されませんでした。
そのため多くの区では、自家発電である太陽光発電システムの設置普及に注力し、国と東京都が行っている補助金制度に併せて、補助金の交付したり、設置費用の低利融資などを行っています。
一部、既に予算が執行し、交付や融資を終了させてしまった区もありますが、ごく少ない区では、最初からそのどちらも行っていません。
実施していない区の中には、金融機関の斡旋を行う役所もありますが、それすらも行っていない区があります。
それが中野区と渋谷区です。
ただ渋谷区の場合は建築区分で商業地が大部分を占めており、高い建物が多く、日陰が多いことから、太陽光発電はそぐわないことと、わずかにある住宅地は高級住宅街ですから、高額所得者のみへの補助はしないという観点からも理にかなったものといえるでしょう。
しかし、中野区の場合は、区の大部分が建築区分では住宅地であるものの、補助金制度を一切行っていません。
理由は財政難からですが、実質的原因には、中野駅前に新築した高層インテリジェントビルの中野区役所の建設費にあります。
隣接区のうち、新宿区では最大30万円、杉並区では最大12万円の補助金が出ますが、中野区民の場合では国と東京都の補助金のみが交付されます。
そのため、中野区民は、国の太陽光発電システム1kW当たり最大35000円と、東京都の1kW当たり10万円で、上限が10kW分に相当する100万円までという補助金のみが交付されます。
補助金総額は他道府県の他市町村を比較して決して見劣りする補助金額ではありません。
また東京都内の各銀行や信用金庫では、3%前後の利率の低利なリフォームローンに太陽光発電設置も対象にしている金融機関もあるので、それらを利用し、賢く太陽光発電を導入しましょう。